絵の無い服は着用しない


令和の時代に入り、たて続けにお手紙が届きました。

地域の機関紙を80才で立ち上げた、ペンネームは『眞糀』さんからです。御年94才です。

庭に咲く南天の花、鬼百合を描いて欲しい。自分の存在していた事を形で残したいと思う。と書かれています。急がないといけない!!そう思ったらドキドキしながら送られて来た服の糊落としをしました。最近は、眞糀さんからのお手紙が来ないと心配になります。私は全くの誤解をしている。

手紙の字を見たら「あっ」。昔、亡き母からの手紙が着いた時の喜びの気持ちと全く一緒。

急いで描いて完成。お礼のお手紙を読んで又驚いた。「絵の無い服は着用しない」とは、なんて嬉しい言葉でしょう。

又お会いしに行こうって思いました。まだ出来る親孝行みたい。