お好きな洋服、鞄に・・・

　　　　　　               Story

５月の初夏のイベント会場をワンちゃんとお散歩中の方は女子中学生でした。

　　　　「洋服に絵を描くんですか？」

　　　　「へえ～、初めて見ました」

　　　　「大学生？」

　　　　「中学生です」

なんてしっかりとした受け答えでしょう。驚きました。

　　　　『写真を見ながら絵を描きます』

　　　　「え、そうなんですか！後で又来ます。」

それからしばらくして、お母さんと一緒に再び来てくださり、ご注文して下さいました。

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亡き夫の愛犬『デン助』の写真が出てきたから、バックに描いて欲しい。とお手紙が届きました。

お手紙には、亡き夫は出張先からかけて来た電話でも『デン助』の事ばかり。「デン助元気にしてるかなあ。変わりないかなあ。」と、いつもそれだけ、、、。

今は亡きご主人様への想いが伝わるエピソードを知らせて下さったのは、９２歳の老婦人です。

完成したバックをお送りしました。

直ぐにお手紙が届きました。

「嬉しくて、嬉しくて。バックが着いた日は抱いて寝ました。」

　と。